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06年の国内の国際会議の統計まとまる
2007年11月30日 10:10 更新

■国際観光機構は今月、2006年度の、日本での国際コンベンションと国際団体連合(UAI)がまとめた世界で開催された国際コンベンションの統計を発表している。

■2006年に日本で開催された国際コンベンションの件数は3,005件(前年比で146件増え5.1%の増)で、外国人の参加者数は115,254人(前年比で11,219人増え10,8%増)。
なお、この外国人参加者の数は、06年の訪日外国人数7,334,077人のうちの1,6%を占めている。

■総参加者数は1,105,066人で、前年比で70,980人の減少(6%減)となっている。

■また、国際コンベンション1件あたりの平均開催日数は平均2.16日。

都市別の国際コンベンションの開催件数
東京(23区)の744件が最も開催件数が多く、以下、京都市(278件)、福岡市(274件)、大阪市(237件)、名古屋市(194件)、神戸市(183件)、横浜市(162件)、千理地区(146件)、札幌市(127件)、つくば市(94件)となっている。

■規模別(参加者数別)の国際コンベンション開催状況
最も多いのは100人未満の規模で1,210件、以下、100~199人の規模が661件、200~299人の規模が365件、300~399人の規模が206件となっている。
これは前年同様、300人未満の国際コンベンションが全体の7割を占めていることになる。

■それから参加者人数が300人以上で、そのうち外国人の参加者が50人以上となる「中・大型国際コンベンション」は316件あり、外国人の参加者は66,875人で前年より5,894人増えている。

■「中・大型国際コンベンション」の都市別開催件数
東京(23区)の71件、以下、横浜市(43件)、京都市(38件)、福岡市(24件)、大阪市(20件)の順となっている。

■月別の開催件数
気候のせいだろうか、秋季が多い。11月(455件)、10月(418件)9月(321件)の時期に多数開催されている。

■国際的な開催件数では米国が最も多い894件で、2位のフランスが634件、3位はドイツで391件。

アジア各国の開催状況
アジアではシンガポールが298件で、国際的な順位では10位に入っている。以下、中国が14位で204件、韓国が16位で185件、日本は18位で166件となっている。

日本はアジアのライバルに水をあけられている
順位が示すように日本は長らくアジア首位の座にあったが、04年に中国、05年には韓国、そしてシンガポールにもリードを許すことになった。

■国交省によると、国際会議での出席者は、一人当たり一日に632ドル(約7万円)を落とすというデータがある。アジアのライバルが躍進しているのは国を挙げた取り組みがあるからで、韓国やシンガポールは日本円で約20数億円の予算を組んでいる。

■日本の誘致活動は各団体の日本支部や学会、自治体になどに委ねられているのが現状で、国後押しはほとんどなかったが、国交省が来年度の予算案に概算要求で7億4千万円を計上している。アジア首位の座の奪還をめざすことになる。

参考 国際観光振興機構資料/日経新聞11月22日(夕刊)



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