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ウルトラマン海外著作権訴訟で、円谷プロが勝訴!
2008年02月07日 15:35 更新

■㈱円谷プロダクション(東京都世田谷区)がタイの映画制作会社㈱円谷チョイヨー(チョイヨー・プロダクション/タイ・バンコク)の代表取締役ソンポーテ氏等を相手取っておこしていたウルトラマンの(海外)著作権侵害訴訟で、タイ王国最高裁は全面的に円谷プロの主張を認め、会長側に損害賠償金1,070万バーツ(約3,466万円)などの支払いを命じています。

■同会長は、1976年に資金援助の見返りにウルトラマンシリーズ初期作品の海外利用権を日本以外における独占権として不定期間の契約(著作権譲渡契約)を円谷プロ代表(故円谷皐)と交わしたと主張、その契約をたてに独自のウルトラマンを発表したり、タイではウルトラマン博物館などの建設にも着工したりしています。

■これに対して円谷プロは1997年12月、同会長らの行為が著作権侵害に当たるとして「タイ知的財産権・国際通商裁判所」に損害賠償を提訴していました。

■円谷プロの主張は次の2点です。
①円谷プロが「ウルトラマンシリーズ」等の唯一の著作権者であること
②同会長が締結したとする契約書が偽造されたものであること

■2000年4月の第一審判決では、円谷プロが唯一の著作権者であることは認められたものの、初期ウルトラマンシリーズの9作品については同会長側に譲渡されたものとして著作権は同会長側に帰属するとされていました。円谷プロはこれを不服として2000年7月、上告していました。

■円谷プロはこのほかにもタイで数十件の訴訟を抱えており、今回の勝訴によりそれらの訴訟も解決に向かうものと考えています。

■また、ウルトラマン訴訟は中国でも起きており、円谷プロは最高裁まで争い敗訴しています(2005年8月)。ただし、その訴訟にもタイ企業(チョイヨープロと思われる)を通じての著作権がかかわっていることから、今後は何らかの影響が出てくるものと思われます。


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