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イベント産業界初の国際標準規格 ISO20121 2012年6月の発行に向け概要が決まる
2011年01月20日 11:17 更新

2011年1月17日(月)より3日間、東京(開催地=両国)でイベント産業界初のISO規格であるISO20121の策定会議、ISO/PC250/WG1が開催された。会議へは、この規格の提案国であり議長国であるイギリスをはじめ、10力国21名が参加した。

この国際規格は、ロンドンがオリンピックの開催地として選ばれた際に、ロンドンオリンピック委員会がはイベントの持続可能性のための規格を備えたオリンピックを開催することを決定したことから始まる。
この決定を受け、イギリス国内で関係者によりBS8901の策定作業が進められ、2007年に国内規格として発行、その後2009年に改訂された。

2009年の改訂を受け、ヨーロッパ諸国に規格が広まり、同年、デンマークで開催されたCOP15ではBS8901を順守した開催運営を行い、第三者認証を取得した。このよう流れの中、持続可能性を考慮したイベントマネジメントシステムという概念がイベント産業界に深く刻まれ、国際規格を望む声の高まりを受け、ISO20121の策定作業が始まった。

ISO20121の認証制度に関してはこれから整備されていくことになる。ISO20121の適用対象も、環境行動の基準であるISO14001のように組織に適用されるとは限らず、個別のイベント事業ごとに適用される可能性もあるなど、今後の展開となる。

日本ではMICEJAPANに代表されるように、国際イベントの誘致は国家戦略であり、イベント産業の分野で国際競争力を高める必要性から、本国際規格の策定活動開始当初より、(社)日本イベント産業振興協会が中心となって積極的に参加している。

なお、このISO20121は2011年11月に最終的な会議を行い、2012年1月にISO本部の承認を受けた後、2012年6月に発行され、その年のロンドン・オリンピック、2014年のFIEAワールドカップブラジル大会、2016年のリオデジャネイロ・オリンピックでも適用される予定となっている。

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 ワーキンググループ1国際会議のもよう

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 記者会見に臨んだ会議出席者。左からレオナルド・マーティネス氏,(セクレタリアート),フィオナ・ペラム氏(議長),太田正治氏(日本国国内審議委員会事務局長),ホセ・アルコッタ氏(セクレタリアート)

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 ISO20121の意義について訴えるフィオナ・ペラム議長


詳細については、(社)日本イベント産業振興協会へ。
本件に関する詳しい記事は、後日、新サイト「イベントレポートWEB」でご紹介します。


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